事業内容

舗装技術の精度向上の一環として、スクリード制御装置『ソニックスキー・グレード』を使用しています。
ソニックスキー・グレードの特長としては、

• 5個の超音波センサーで平均した路盤検出。
• 5個の超音波センサーで丁張りの位置をランプ表示。
• 温度補正装置用超音波センサー付。
• 操作が簡単で使い易いデジタルコントローラー。
• レーザー受光器、スロープセンサーと組み合わせ可能。
• 取り付けブラケット及びコネクタは従来型コントローラーと同じ。

ソニックスキーはアスファルトフィニッシャーに対して平行にすると5個の超音波センサーで路盤を平均し、路盤検出を行えます。ショートスキーと同じ働きをします。
垂直に使うと25cmの幅で丁張りを監視して丁張りから外れるのを防止します。
又、一番近いセンサーが高さの制御も同時に行います。

デジタルコントローラーの操作キーは、全部で４個と操作しやすく、又、ランプ表示により夜間でも見やすいように作られています。

このソニックスキー・グレードを使用することで、さらに正確で質の良い舗装工事を行っています。

アスファルト舗装をする場合、道路の全幅を一度に施行できないため、一車線づつ舗装しますが、前の舗装が冷えた状態で次を施行すると時間の経過により、先に施行した部分と後に施行した部分のつなぎ目（ジョイント）に亀裂が生じることがあります。
しかし、『アスファルトジョイントヒーター』で先に施行した舗装の端を暖めながら施行を行うことで、この亀裂の発生を低減させることが出来ます。
アスファルトジョイントヒーターは赤外線ヒーターのようなものでフィニッシャーに取り付けて使用します。

サーフェイスダウンは、アスファルトを擦り付けながら施行し勾配をつけることをいい、勾配をつけることで道路の排水性を向上させます。
施行能率の向上のために、サーフェイスダウン用のアタッチメントを使用しています。
このアタッチメントをアスファルトフィニッシャーに取付けて使用することで、労力を軽減し、見栄えよく施行することができます。

ちなみに路肩と路側帯の違いは、歩道がある車道外側線（上の写真の白い線）の外側を路肩、歩道と車道の区別がない道路（ガードレールや縁石がない）の外側を路側帯といいます。

建設マスターとは、優秀施工者国土交通（建設）大臣顕彰の通称です。
建設現場において工事施工に直接従事し、建設技能者のうち特に技能・技術及び人格に優れ、後進の指導・育成により建設の質の維持向上に貢献している方々から選出されます。

建設マスターの顕彰基準
①技能・技術が優秀であること。
②工事施工の合理化等に貢献していること。
③後進の指導育成に努めていること。
④安全・衛生の向上に貢献していること。
⑤他の建設現場従業者の模範となっていること。